こんな方におすすめ

  • クリンチェックの修正操作を具体的に学びたい歯科医師 
  • アライナー矯正でII級症例の治療計画作成に悩んでいる先生
  • 非抜歯での大臼歯遠心移動テクニックを習得したい方

動画の紹介

本動画は、医療法人社団渡部会 渡部医院の藤本朋大先生による、インビザラインを用いた上顎前突(出っ歯)症例のクリンチェック作成実演です。

II級1類における非抜歯での大臼歯遠心移動、顎間ゴムの固定源設計、そして下顎前歯の圧下によるスピーの湾曲改善など、具体的なバイオメカニクスを解説しています。

Eラインやスマイルラインを考慮した審美的なゴール設定から、予測実現性を高めるアタッチメント配置まで、臨床に即役立つ実践的なテクニックが凝縮されています。

動画内容

II級1類症例におけるクリンチェックの要点

大臼歯遠心移動と顎間ゴムの役割

動画では、II級1類(上顎前突)の症例に対し、小臼歯抜歯を行わずに大臼歯の遠心移動で対応するクリンチェック作成法を詳説しています。まず、側貌のEラインと口唇の突出感を評価し、8番(親知らず)を抜歯してスペースを確保した上で、上顎大臼歯を2.5mm程度遠心移動させる計画を立案します。 ここで重要なのは、アライナーの反作用を相殺するための顎間ゴム(Class IIエラスティック)の使用です。下顎6番と上顎3番ないし4番にゴムをかけることで、反作用による下顎前歯部の意図しない突出を防ぎます。また、過蓋咬合(ディープバイト)を併発しているケースが多いため、下顎前歯の圧下を行い、スピーの湾曲を解消するプロセスについても詳細に解説されています。

予測実現性を高める垂直的コントロールとIPR

治療計画の安全性と確実性を高めるため、スーパーインポーズを活用して下顎前歯が歯槽骨から逸脱しないよう確認し、歯肉退縮のリスクを管理する手法が紹介されています。特に歯根を内側に入れるリンガルルートトルクの設定は重要です。

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