【歯科医院向け】MEOの次はSNS集患!明日からできるInstagram・LINE活用術

ORTC Online, 歯科経営

本記事は、デジタルデンティストリーの最新動向と、それが歯科医院の経営、治療の質、そして患者体験に与える変革的な影響を解説します。口腔内スキャナーやCAD/CAMシステムといったデジタル技術の導入が、作業効率の向上、治療精度の改善、ひいては経営改善にどのように貢献するかを具体的に説明し、歯科医療従事者が知るべきデジタル化の重要性を説明している記事です。

「Googleマップでの口コミも増え、来院数も安定してきた。
しかし、この先も安定して集患を続けるには、次の打ち手が必要だ…」

多くの歯科医院経営者様が、MEO対策の次にこのような課題を感じています。
実際、弊社がサポートしてきた歯科医院の8割が、MEO対策で一定の成果を上げた後に、「さらなる集患の仕組み化」を求められています。

その答えが、「SNSによる戦略的な集患」です。

従来のGoogleマップ対策は、患者様が「歯医者を探している」ときに見つけてもらう「待ち」の集患でした。
しかし、SNSは「まだ歯医者を探していない」潜在的な患者様にも歯科医院の存在を知ってもらえる「攻め」の集患が可能になります。

この記事では、なぜ今SNSが集患に不可欠なのか、そしてInstagramやLINEをどう活用すれば患者増に繋がるのかを、実際の成功事例を交えながら分かりやすく解説します。

MEOだけでは不十分?今、歯科医院にSNS集患が必要な理由


現在、20代〜40代の患者様の行動が変化しています。
以前は「歯が痛くなったらGoogle検索」が一般的でしたが、今は「InstagramやLINEをきっかけに歯科医院を知る」ケースが急増中です。
MEOが「探している患者」への「待ち」の集患なら、SNSは「まだ意識していない」潜在患者への「攻め」の集患です。

また、SNSは写真や動画で医院の「リアルな空気感」を伝えられるため、院内の清潔感や スタッフの人柄をアピールし患者様の安心感を高められます。
さらに継続的な情報発信により「ファン」を作ることで、ある医院では自費診療相談が150%増加しました。

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講師名:梅村拓馬講師

 

 

【媒体別】明日からできる!歯科医院のSNS活用法


歯科医院のSNS活用方法として挙げられるのは以下の2つです。

体系的に説明しますので、ぜひご活用ください。

Instagram|ブランディングと自費診療に繋げる

Instagramは視覚的な魅力で患者様の関心を引き、特に若年層・女性患者の獲得に効果的です。

成功事例として、矯正歯科専門医院では、矯正治療のビフォーアフターをリール動画で発信し、「#矯正女子」のハッシュタグが活用されました。
20代女性の問い合わせが3倍に増加し、月平均15名の新規矯正相談につながっています。
一般歯科では、ホワイトニングの施術風景と患者様の笑顔を投稿し、自費診療の予約が前年比200%増加しています。

明日からできる運用のコツは3つあります。
まず統一感のあるデザインで、医院のロゴカラーに合わせた投稿テーマを設定しプロフェッショナルな印象を与えましょう。
次にプロフィール欄を充実させ、診療時間、予約方法、専門分野、所在地を明記。最後に効果的なハッシュタグ戦略として、地域密着型(#地域名歯医者)とターゲット別(#矯正女子、#ホワイトニング)を使い分けることが重要です。

LINE公式アカウント|リコール率を劇的に改善する

LINE公式アカウントは、既存患者様との継続的な関係構築に最適なツールです。

驚くべき成功事例として、一般歯科ではハガキによる定期健診案内をLINE配信に切り替えた結果、リコール率が60%から85%に向上しました。
同時にコストも月10万円から2万円に削減できています。
予防歯科専門医院では、年代別・治療履歴別のセグメント配信を活用し、20代女性には「ホワイトニングキャンペーン」、40代以上には「歯周病予防情報」を配信している傾向にあります。
結果、デンタルケア商品の売上が150%増加しました。

今すぐ始められる運用ステップは2つです。
まず友だち登録への導線作りとして、院内POPの設置(「LINE登録で初診料10%OFF」など)、診察券へのQRコード印刷、受付での積極的な案内を実施しましょう。次に配信内容を計画し、月1回は定期検診のお知らせ、月2回はお役立ちコラム、不定期でキャンペーン情報や急な休診のお知らせを配信することが効果的です。

SNS運用でよくある3つの悩みと解決策


SNS運用でよくある悩みが次のとおりです。

 

・毎日投稿するのは大変

・何を発信すればいいかわからない

・炎上やトラブルが怖い

 

これらにはすべて解決策があります。

それぞれ以下で解説するので、ぜひ参考にしてください。

悩み①「毎日投稿するのは大変…」

解決策:週2〜3回からスタートしましょう!

完璧を目指さず、「まずは始める」ことが重要です。成功している歯科医院の多くも週2〜3回の投稿からスタートしています。

効率化のコツ

投稿ネタをリスト化

 患者様からのよくある質問、院内設備の紹介、スタッフの趣味、季節の歯の健康情報などを取り入れていくと良いでしょう。そこからさらに深堀りしたり、反響をチェックしたりしてPDCAを回していくことをおすすめします。

予約投稿機能の活用

 週末に翌週分をまとめて作成し、祝日やイベントの投稿を事前に準備しておくと安心です。作成者は当番制にするなど対応すれば一人にかかる負担も最小限にできます。

 

悩み2:「何を発信すればいいか分からない」

解決策:ネタは歯科医院内に溢れています!

患者様の目線で考えると、「当たり前」だと思っていることが「知りたい情報」なのです。

すぐに使える投稿ネタ10選

  1. 正しい歯磨きの方法(動画で実演)
  2. 最新の治療機器とその効果
  3. 歯科医師の専門資格や経験
  4. 患者様からよくある質問とその回答
  5. 虫歯になりやすい食べ物・時間帯
  6. 滅菌・衛生管理の徹底ぶり
  7. スタッフの趣味や特技
  8. 歯間ブラシの正しい使い方
  9. 快適な待合室の工夫
  10. 地域のイベント参加報告

悩み3:「炎上やトラブルが怖い」

解決策:適切なルールを守れば、リスクは最小化できます!

医療広告ガイドライン遵守のポイント

 症例写真の掲載

患者様の同意を必ず取得し、治療前後の写真は同一条件で撮影しましょう。過度な効果を謳わないようにし、嘘偽りない写真の掲載を意識します。

 

 ネガティブなコメント対応

24時間以内に誠実に対応し、感情的にならず冷静に行いましょう。必要に応じて個別メッセージで対応します。

 

適切なルールを守れば、SNSはリスクよりもメリットが大きいツールです。

まとめ

本記事では、歯科医院におけるSNS集患の重要性と、具体的な活用法について解説しました。

SNS集患の3つの効果

  1. 「攻めの集患」で潜在患者にアプローチ MEO対策が「探している患者」への対策なら、SNSは「まだ意識していない患者」への働きかけが可能です。

     
  2. 視覚的な情報発信で安心感を提供 写真や動画を通じて医院の雰囲気を伝え、患者様の不安を解消できます。

     
  3. 継続的な関係構築で「ファン」を作る 定期的な情報発信により、患者様との信頼関係を深め、長期的な通院に繋げられます。

     

MEO対策で集患の土台を築いた今こそ、SNSという翼を手に入れ、より多くの患者様にあなたの医院の魅力を届けるときです。
まずは、自院のターゲット層に最も響くSNSを一つ選び、小さな一歩を踏み出してみましょう。

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「SNSの重要性は分かったけれど、実際に症例写真はどう撮影すればいいのか」
MEOとSNSを連携させた集患最大化の戦略を詳しく知りたい

このような、より具体的で実践的なテクニックを求める先生方のために、歯科専門オンラインメディア「ORTC」では、SNS集患のプロフェッショナルによる本格的なオンライン講座をご用意しています。

講座で学べる実践的ノウハウとは…?

・患者様の心を掴む症例写真の撮影技術(角度、ライティング、加工方法) 
・リコール率90%超えを実現するLINE公式アカウント構築術 
・ Googleマップの投稿機能とSNSを連携させた最強の集患サイクル 
・自費診療成約率を向上させる情報発信戦略

これらをすべて学べるのがORTCです!
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デジタル時代の集患戦略において、SNSの活用はもはや避けて通れません。
この機会に、未来の患者様と確実に繋がるための実践的なスキルを身につけませんか?

参考文献

https://www.instagram.com/dmc_ino_a

250530_1.pdf

https://www.socialplus.jp/case/nursery?utm_medium=cpc&utm_source=bing&utm_campaign=search_LINE_202203

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=17426

 

Q&A

Q1:SNSを始めたばかりですが、どのくらいの期間で効果が出ますか?

A1: 一般的に、SNS集患の効果を実感できるまでには3〜6ヶ月程度かかります。
最初の1〜2ヶ月はフォロワー獲得とブランド認知の期間、3〜4ヶ月目から問い合わせが増加し始め、6ヶ月後には安定した集患効果が期待できます。
ただし、投稿の質や頻度、ターゲティングの精度によって結果は大きく変わるため、継続的な改善が重要です。

Q2:医療広告ガイドラインに違反しないか心配です。どこに注意すべきですか?

A2: 最も注意すべきは症例写真の掲載です。
患者様の書面による同意取得、治療前後の写真は同一条件での撮影、効果を保証するような表現の禁止が基本です。
また、「最高の治療」「100%成功」などの誇大広告、他院との比較表現、体験談の掲載も避けましょう。
不安な場合は、投稿前に歯科医師会や専門家に相談することをお勧めします。

Q3:スタッフがSNS運用を嫌がっています。どう説得すればいいですか?

A3: まず、SNS運用の意義と医院にとってのメリットを明確に説明しましょう。
「患者様により良い情報を届けるため」「医院の魅力を正しく伝えるため」という目的を共有することが重要です。
また、運用負担を軽減するため、投稿テンプレートの作成、担当者の明確化、成果が出た際のインセンティブ設定なども効果的です。
無理強いではなく、チーム全体で取り組む姿勢を作りましょう。

Q4:競合他院もSNSを始めています。差別化するにはどうすればいいですか?

A4: 差別化のポイントは「あなたの医院ならではの強み」を明確にすることです。
院長の専門分野、スタッフの人柄、院内の特色、治療へのこだわりなど、他院にはない独自性を打ち出しましょう。
また、患者様との距離感を大切にし、コメントへの丁寧な返信や個別の相談対応など、「人間味のある医院」を演出することで差別化できます。

Q5:投稿しても「いいね」やコメントがつきません。改善方法を教えてください。

A5: エンゲージメントが低い原因として、投稿時間、ハッシュタグ、コンテンツの質が考えられます。
まず、ターゲット層がアクティブな時間帯(平日の昼休みや夜8〜10時)に投稿しましょう。
ハッシュタグは地域名と専門分野を組み合わせ、投稿数が多すぎず少なすぎないものを選びます。
また、一方的な情報発信ではなく、「今日は何の日?」「みなさんはどう思いますか?」など、コメントを促す工夫も効果的です。

 

歯科専門ライター 萩原すう

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