講師紹介 嶋田淳

- 嶋田淳
- 明海大学歯学部付属明海大学病院教授
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サイナスリフトの術式を症例画像で確認したい歯科医師、術後併発症への備えを整理したい先生におすすめです。
移植材の選択、ラテラルアプローチとソケットリフトの基本操作、術後の腫脹・感染・副鼻腔症状を評価する視点を学べます。
サイナスリフトを安全に進めるには、移植材の選択だけでなく、粘膜を損傷しない開窓・剥離、填入時の圧の方向、術後変化を見逃さない観察が必要です。
本編では、移植材に関する臨床データから始まり、ラテラルアプローチの開窓、粘膜剥離、移植材の填入、ソケットリフトの注意点へ進みます。
後半では、腫脹、皮下出血、感染、副鼻腔炎様症状を症例画像とともに扱っています。以下は講演内容の整理であり、実際の診断・処置は患者状態、画像所見、施設の診療体制に基づいて判断する必要があります。
講演では、異種骨、人工骨、自家骨などの移植材を、インプラントの残存率や吸収のされ方から比較しています。提示されたデータの背景に企業資料が含まれることにも触れ、単一資料だけで材料の優劣を決めない姿勢が示されています。
採取部位によって自家骨の性質が異なる点にも言及しています。材料名だけで選ぶのではなく、必要な体積維持、吸収、採取侵襲、症例部位を合わせて検討することが重要です。
ラテラルアプローチでは、バーを強く押し込まず、骨を均等に薄くしながら窓を形成する操作が示されています。粘膜が呼吸に合わせて動く所見を確認し、動きが乏しい場合には穿孔の可能性を点検します。
移植材は粘膜側へ押し上げ続けるのではなく、周囲の骨壁へ向けて圧接する考え方が説明されています。過度に填入すると粘膜へ緊張が加わるため、予定量と形態を確認し、盛り上げすぎないことが重要です。
講演では、術後の腫脹や皮下出血は時間とともに色調が変わり、腫脹が術直後より後に強くなることがあると説明しています。一方、波動を触れる腫脹、強い疼痛、頭痛、副鼻腔の閉塞を疑う所見は、通常経過と分けて評価する必要があります。
感染や副鼻腔症状の症例では、CTで上顎洞内と自然口周辺を確認し、移植材が洞内へ散在しているかを見分ける重要性が示されています。動画中の穿刺・吸引や外科的除去に関する説明は症例対応の紹介であり、実施には適切な診断、解剖学的知識、設備と専門的判断が必要です。
本コンテンツは講演内容を要約したものであり、個別症例への適用は診査・診断および使用機器・材料の添付文書等を踏まえて判断してください。
