講師紹介 鈴木貴規

- 鈴木貴規
- ニューヨーク大学歯学部歯周インプラント科臨床准教授
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インプラント
GBR症例で学ぶ術前設計|切開線とタック操作のトラブル回避の基本
補綴物、インプラント、骨造成、メンブレン、切開線は、どの順番で決めるべきでしょうか。本編では一つのGBR症例を追いながら、術前設計とタック操作の落とし穴を具体的に整理します。
講師は、まず補綴物の位置を決め、そこからインプラント位置、必要な造成量、メンブレンとタック、最後に切開線へ進む逆算の流れを示します。切開線を先に決めるのではなく、目的から順番に落とし込む方法です。
症例後半では、タックの破折や誤った方向への打入、インプラントが下顎骨内へ迷入したトラブルが提示されます。道具を使うこと自体ではなく、骨質、打入方向、視認性を確認することが重要です。
この記事で整理すること
症例では、最終補綴の位置を起点にインプラントの三次元的位置を決め、そこから必要な骨量とグラフト範囲を導いています。メンブレンの大きさやタック位置は、造成範囲が決まってから具体化します。
この順序により、骨を作りやすい場所へインプラントを合わせるのではなく、補綴に必要な場所へ支持組織を整える目的が明確になります。CTだけでは分からない裂開や隣在歯根の露出は、術中所見で計画を調整します。
一本のGBRでも、隣在歯一歯だけに縦切開を置くより、歯肉溝切開を広げる方が縫合しやすく、瘢痕を抑えやすいという講師の考えが示されます。必要な展開を得ながら、審美部の切開痕を減らす設計です。
症例では、一次手術の切開線は回復していた一方、二次手術で加えた切開部に溝状の瘢痕が残りました。GBR時だけでなく、タック除去や二次手術まで含めて切開線を計画する必要があります。
講師は、骨の硬さによってタックが入りにくい、曲がる、破折するといったトラブルを示します。無理に打ち続けるのではなく、骨質と器具の角度を確認し、必要に応じて位置や方法を変えます。
別の症例では、メンブレンで視野が遮られ、インプラント上へタックを打った結果、インプラントが下顎骨内へ迷入しました。打入部を目視し、骨面に対して適切な方向であることを確認するという基本が、重大なトラブル回避につながります。
ここが実践ポイント
ORTC PRIME会員対象動画
GBRの可能性と必要性 基本編|症例とトラブル回避

この動画で学べること:補綴主導の術前設計、切開線の考え方、タック操作の具体的なトラブルと回避策を症例で確認できます。
おすすめ:GBR症例の手順を実践的に組み立てたい歯科医師、固定操作のトラブルを避けたい先生におすすめです。
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上顎前歯部のGBR症例を通じ、補綴位置から逆算する術前設計、切開線、固定、二次手術の瘢痕を整理します。さらにタックの破折・誤打入例から、操作時に確認したいトラブル回避のポイントを学びます。
