その事故は、なぜ起きた? 日常臨床に潜むインシデント

歯科用CBCTで上顎洞をどう読む?体位差とマクロライド療法

歯科用CBCTで上顎洞をどう読む?体位差とマクロライド療法 高田訓
講師
高田訓
奥羽大学歯学部歯学科口腔外科学講座 教授

講師紹介 高田訓

  • 高田訓
  • 奥羽大学歯学部歯学科口腔外科学講座 教授
  • 日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医・指導医をはじめ、口腔顔面神経機能学会 口唇・舌感覚異常判定認定医、日本口腔検査学会認定医、日本口蓋裂学会口腔外科分野認定師を取得、日本歯科医学会や精密触覚機能検査研修協議会の委員を務める。 著書に『標準口腔外科学 第4版(医学書院)』、『口腔内科学(永末書店)』『口腔外科学 第4版(医歯薬出版)』などがある。
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こんな方におすすめ

歯科用CBCTで上顎洞をどう読む?体位差とマクロライド療法の要点を日常臨床の事故予防に生かしたい歯科医師

高田訓先生が症例や画像で示す確認ポイントを学びたい歯科医師

動画の紹介

医科用CTと歯科用CBCTの撮影体位で液面の見え方が変わる理由と、上顎洞の化膿性炎症・粘膜肥厚を区別して考える講師の薬物療法を整理します。画像所見を読み違えない視点と、講師が示す治療例を確認します。

動画内容

歯科用CBCTで上顎洞をどう読む?体位差とマクロライド療法
上顎洞画像の体位差と治療の考え方
歯科用CBCTで上顎洞を読む―撮影体位とマクロライド療法

立位・座位で撮る歯科用CBCTと、仰臥位で撮る医科用CT。同じ上顎洞内の液体でも、撮影体位によって画像上の位置が変わります。

高田訓先生は、歯性上顎洞炎の液面形成を例に、撮影体位を知らずに画像だけを見ると診断を誤りやすいと説明します。後半では、膿が貯留する状態と粘膜肥厚を分け、講師が行う薬物療法の考え方を紹介しています。

この記事で整理すること
  • 医科用CTと歯科用CBCTの撮影体位
  • 液面形成と粘膜肥厚の見え方
  • 講師が示す抗菌薬選択の考え方

1.液面は重力に対して水平になる

上顎洞内に液体が貯留すると、液面は地面に対して水平になります。立位・座位の正面像では横方向の液面として見えても、仰臥位CTでは後方へ移動します。

同じ病変でも断面上の見え方が変わるため、撮影時の患者体位を読影情報に含める必要があります。

2.医科用CTと歯科用CBCTでは体位が異なる

動画では、医科用CTは横になって撮影し、歯科用CBCTは座位で撮影することが多いという違いが示されます。

粘膜肥厚は体位が変わっても壁に沿って見えますが、液体は重力方向へ移動します。画像を立体的に組み立てることがポイントです。

3.膿の貯留と粘膜肥厚を分けて考える

高田先生は、液面形成を伴う化膿性炎症と、液体貯留ではなく粘膜が肥厚した状態を区別して説明します。

前者と後者で同じ薬剤を同じ目的で使うのではなく、画像所見の性質を見て考えるという講師の方針です。

4.マクロライド療法は講師の処方例として扱う

動画では、粘膜肥厚に対するマクロライド療法の薬剤名、少量を長期間用いる考え方が紹介されます。サイナスリフト前に粘膜肥厚を整える例にも触れています。

具体的な処方は講師の講義内容です。記事から個別患者へそのまま適用せず、適応・薬剤情報・患者条件を確認したうえで判断する必要があります。

ここが実践ポイント

上顎洞画像を見るときは、最初に撮影装置と患者体位を確認します。そのうえで、重力で移動する液体か、壁に沿う粘膜肥厚かを分けて考えることが実践ポイントです。

まとめ

上顎洞の液面は撮影体位によって位置が変わります。動画では、医科用CTと歯科用CBCTの差を踏まえた読影と、化膿性炎症・粘膜肥厚を分けて考える治療方針が解説されています。

ORTC PRIME会員対象動画
歯科用CBCTで上顎洞をどう読む?体位差とマクロライド療法
歯科用CBCTで上顎洞をどう読む?体位差とマクロライド療法

動画で学べること:上顎洞の液面形成、撮影体位、粘膜肥厚、講師が示すマクロライド療法。

おすすめ:歯性上顎洞炎の画像評価、サイナスリフト前評価に関わる歯科医師。

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