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残根になっている部分に増歯とクラスプ新製する修理（遠心に回る単鈎）

どんなに壊れていても90分でできる義歯修理

残根になっている部分に増歯とクラスプ新製する修理（遠心に回る単鈎）

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講師: 伊藤高史
いとう歯科医院　院長

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動画時間：00:08:14

どんなに壊れていても90分でできる義歯修理

講師紹介　伊藤高史

伊藤高史
いとう歯科医院　院長
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こんな方におすすめ

おすすめ対象

・義歯修理の時短を図りたい一般歯科医師

・クラスプ調整が苦手な若手歯科技工士

・高齢患者の義歯トラブルに対応する訪問歯科チーム

動画の紹介

現状把握から印象採得、模型作製、補強線入り増歯、クラスプ新設までをわずか90分で遂行する伊藤高文先生の義歯修理テクニックを詳細解説します。壊れた義歯でも即日で快適な咬合を回復させるポイントや、単鉤ワイヤーの屈曲方法、印象時のズレ防止のコツ、研磨と咬合調整のタイミングなど、臨床ですぐに応用できるノウハウが満載。高齢化が進み義歯需要が高まるなか、修理時間短縮は患者満足度と医院の生産性向上に直結します。

動画内容

90分修理を可能にする３ステップ

1. 正確な口腔内印象採得

最大の山場は義歯がぐらつく口腔内でズレなく印象を採ることです。伊藤先生は指を置ける部位を探し、義歯を微圧で固定しながら寒天印象材を流し込みます。模型上で謎の石膏隆起が現れたらズレのサインと覚えておくと再採得の判断が早まります。

2. 増歯＆補強線による破折リスク対策

残根部には即重レジンで増歯し、0.9mmコバルトクロム線を補強筋として埋設。化学結合だけに頼らず物理的強度を確保する伊藤流は、咬合応力をワイヤーへ逃がして再破折率を大幅に低減させます。

3. 単鉤クラスプの即時屈曲

右下2番遠心に単鉤を屈曲。アンダーカットが乏しい歯では歯頸部をタイトにトレースし、脱着を阻害しないラインを見極めます。クラスプ先端は口唇傷害を防ぐためカーボランダムポイントで丸め加工を徹底。必要に応じて舌側にも追加して維持力を微調整します。

臨床での応用ポイント

印象採得のチェックリスト

・義歯支持指の位置確認

・石膏模型の気泡・隆起の有無

・床縁延長の過不足

研磨・咬合調整のタイミング

当日は強い咬合接触を避け、後日再評価後に咬頭嵌合を付与することで疼痛を防ぎます。

患者コミュニケーション

「たった半日で使えるようになります」と言い切る前に、2〜3日後の再チェックを予約し、安心感とアフターケアの両立を図ります。

導入メリット

90分修理はチェアタイム短縮と再製作コスト削減に寄与。義歯人口が増える在宅・訪問診療でも即戦力となり、患者のQOL向上と医院収益向上の両立を実現します。

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